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ソフロロジー式分娩法
ソフロロジー(Sophrology)とは、「sos:調和・平穏・安定」「phren:心気・精神・意識」「logos:研究・学術・論議」からなるスペイン語の造語で、物事を前向きにとらえられるようにする学問です。
この考え方に当てはめると、
陣痛は「赤ちゃんが生まれてくるための最も大切なエネルギー」
出産は「赤ちゃんとお母さんの初めての共同作業」 ということができます。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、一説によると、赤ちゃんの魂は、自分のお母さんになる人を探し、この人が良いと決めたとき、自らお母さんのおなかの中に入ると言われています。
妊娠というとても神秘的な現象について知ることは、「赤ちゃんを思う心、母性」を高めることにつながるでしょう。
母性が高まってくると、痛みを切り替えるスイッチが入り、リラックスしながら出産をすることができるようになります。
生まれると決めた赤ちゃんは、お腹の中で、お母さんに1秒でも早く会いたい、抱っこしてもらいたいと夢見ています。
お母さんは、赤ちゃんを1秒でも早く、赤ちゃんにとって楽に産んであげたいと思うのではないでしょうか。
これが「ソフロロジー式分娩法」です。
母親学級ではソフロロジー法の音楽を聞きながら、ソフロロジー式分娩法の3つの柱である、
①イメージトレーニング
②エクササイズ
③呼吸法 についてお話させていただきます。
心と体の緊張と緩和が認識でき、自分がどうしたらリラックスできるのかもわかってきます。
リラックスしながらのお産は、産まれてくる赤ちゃんもピンク色で元気そのもの。
お産による体力の消耗が少ないのでお母さんの産後の回復もとても良いのです。
そして何より、これがソフロロジー法の最大の長所なのですが、赤ちゃんに愛情が持てる事。この愛情こそが、赤ちゃんの心が健康にすくすく育っていくための、とても大きな栄養なのです。