​不妊治療について

「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで夫婦生活をしているにも関わらず「1年以上妊娠しない場合」をいいます。また、月経不順や月経困難等がある場合は、排卵障害、子宮内膜症や子宮筋腫など、妊娠しにくくなる体質や疾患が隠れている場合があり1年以内でも産婦人科の受診を考えましょう。

また、「妊娠率」は、男女とも加齢と共に減少し、30代後半になると格段と低下していきます。また、妊娠が成立しても「流産率」が上昇します。近年は、晩婚化がすすみ、妊娠を考える年齢が上がっています。できるだけ早くに受診されれば、妊娠の確率は上がります

当院では、以下に示しました検査や治療を行っています。

赤ちゃんが早く欲しい・出来にくいようだ等、心配・不安・悩みなどあれば、まずお気軽にご相談下さい。

 

<検 査>

●女性の検査

基礎体温(ルナルナと連携)、超音波検査、ホルモン検査、クラミジア抗原検査

抗精子抗体、子宮卵管造影検査、その他

●男性の検査

精液検査、その他

精液所見は、年齢が上昇するとともに低下していきます。そのため、男性の年齢が上がることにより、女性が妊娠に至るまでにも時間を要するようになります。

 

●重症の子宮内膜症や子宮筋腫等で、手術が必要な場合は、高次医療機関と連携して対応することができます。

 

<治 療>

●漢方療法

女性・男性とも必要に応じて処方いたします。

温経湯、柴苓湯、当帰芍薬散、補中益気湯など

 

●タイミング療法

卵子が受精できる時間は、排卵してからわずかと考えられています。基礎体温・超音波検査による卵胞計測・ホルモン測定・頚管粘液性状などから排卵日を予測し、性交のタイミングを得ることで妊娠率を高めます。

 

●排卵誘発療法

排卵障害に対して、クロミフェン療法、ゴナドトロピン療法などの、薬物療法を用いて排卵を促します。必要に応じて、漢方なども併用します。

 

●黄体補充療法

排卵後、十分に黄体ホルモンが出ていないと受精卵が着床できなかったり、着床後も妊娠が継続できなかったりします。この状態を黄体機能不全といいます。この場合には、黄体ホルモンを内服もしくは注射などで補充します。

 

​●子宮内精子注入法 (人工授精、AIH(Artificial Insemination of Husband)

採取した精子を特殊な培養液を使って、洗浄・濃縮し、排卵日に合わせ子宮内に注入する方法で、タイミング療法の次のステップで行う治療です。1回あたりの妊娠率は約5~10%なので、1回で妊娠が成立しない場合は、5~6回は行った方が良いでしょう。

●ART(生殖補助医療技術、Assisted Reproductive Technology)

検査や人工授精を繰り返しても妊娠が成立しないなどの治療の経過から、体外受精や顕微授精などのARTが必要と判断した場合には、高次治療機関へご紹介いたします

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